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昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。
※所属・年齢は大会当時のまま
中間東が接戦を制して初優勝
【男子】
決勝は3連覇を狙う愛工大附と初の決勝進出を果たした尾久八幡が対戦。トップは田中佑汰(愛工大附)と田原彰悟のエース対決となった。1-1で迎えた第3ゲーム。田中が8-5とリードしたが、ここから田原が盛り返し、8-8。両者一歩も退かない展開でジュースに持ち込んだが、田原の両ハンドドライブが冴え、2-1と王手をかける。第4ゲームもジュースの接戦となったが、田中の目の覚めるようなバックハンドが決まり、勝負は最終ゲームへ。第5ゲームは、つかず離れずの展開が続いたが、遂に田原が10-8とマッチポイントを握る。しかしここから田中の思い切りの良い攻撃が決まり、4点連取して愛工大附が先取点を挙げた。一方、2台進行で行われていた2番は、同じクラブ(マイダス)出身の中村光人(愛工大附)と金田悠汰が対戦し、金田が0-2の劣勢から驚異の粘りで盛り返し逆転勝利した。しかし、続く3番ダブルス、4番では王者愛工大附の強さが際立ち、結果3-1で愛工大附が勝利し、見事3連覇を果たした。
「大会前にいい準備ができ、やるべきことをやるだけだという意気込みで臨みました。主力の3年生が抜け、はたから見れば苦しい状況にあったと思いますが、選手も私もそういったことは考えず、日頃から最後の最後まで攻めることを伝えてきました。今回優勝しましたが、ここが終着点ではなく、選手たちの目標や夢は日本代表になって世界に行くことです。自分の夢に向かってなにができるのかを考えながら日々練習をしています」と真田浩二監督。
【男子決勝スコア】
愛工大附 3-1 尾久八幡
〇1田中佑汰 3(2,-8,-10,12,10)2 田原彰悟
×2中村光人 2(8,6,-12,-5,-9)3 金田悠汰
〇3堀川敦弘・新井宇輝 3(6,4,10)0 松本累・尾中翔英
〇4橋本一輝 3(10,6,11)0 松下幸也
5加賀美利輝 ― 北澤健太郎
3連覇を達成した愛工大附
【女子】
決勝は中間東と鯖江中央の対決となった。鯖江中央はこれまでのオーダーを大きく組み換え、後半で3点取りする強気なオーダー。対する中間東はトップに藤森友菜、2番にエースの早田ひなを起用。1、2番ともに中間東がストレートで勝利し、2-0と王手をかける。3番ダブルスはカットと攻撃の変則ペア同士の対戦となり、鯖江中央が3-2と辛勝。4番もエースの青木千佳(鯖江中央)の異質バックハンドからの攻撃が決まり、勝敗はラストの永道麻依加(中間東)と吉田美央の対戦に託された。序盤から吉田が3球目からの攻撃で強気なプレーをみせたが、ラリー巧者の永道は落ち着いたプレーでしっかりとつなぎながらも確実にチャンスボールを狙い、永道が3-0 で勝利し、中間東の初優勝が決まった。
「ビックリしていますが、嬉しいです。一人ひとりがよくやってくれました。決勝トーナメント1回戦の昇陽戦では眠れなくなるくらいオーダーに悩みました。昇陽は真っ向勝負のオーダーを組んできたので、まずいと思いましたが、ラストの江口がよく頑張ってくれました。どのチームも早田から逃げるようなオーダーを組んできたので、早田の存在の大きさを感じましたね。早田と永道の2点は計算できるので、あと1点を取るにはどうしたらいいかというところに気を使いました」と石田眞行アドバイザー。
【女子決勝スコア】
中間東 3-2 鯖江中央
〇1藤森友菜 3(7,7,10)0 牧野祐里
〇2早田ひな 3(2,1,2)0 橋本瑞穂
×3江口詩織・田中木葉 2(-5,-7,10,9,-8)3 中島彩希・山本万緒
×4近藤眞子 0(-8,-5,-6)3 青木千佳
〇5永道麻依加 3(8,9,8)0 吉田美央
接戦を制して初優勝を飾った中間東