東京2020五輪　日本男子も4強入り！難敵スウェーデンをくだす。準決勝はドイツと

東京2020オリンピック、日本男子は準々決勝でスウェーデンに3対1で勝利し、準決勝進出を果たした。

日本は、昨日の初戦とオーダーを変えて、水谷隼を単2点起用、張本智和／丹羽孝希のダブルスで臨んだ。

ポイントとなった1番ダブルス。張本が積極的にチキータレシーブでチャンスメイクしていく。さらに要所で丹羽のサービスも効き第1ゲームを先取。第2ゲームも一進一退の展開。先にゲームポイントを握ったのは日本ペア。しかし10-10に持ち込まれ、10-11と逆転を許すが、サービスレシーブに巧さを見せた日本ペアが12-11と再びゲームポイント。ここでゲームを連取したい日本ペアがタイムアウトを取り、張本のYGサービスで得点。2対0とリードする。第3ゲームはスウェーデンペアが大きなラリーを制して取り返したが、第4ゲームは、日本ペアがスタートダッシュをかけ5-1とリード。しかし、スウェーデンペアも先手を取って攻撃を仕掛け5-5と並んだが、再び3・4球目から積極的に攻撃を仕掛けた日本ペアが連続ポイントで突き放して勝利。

張本のチキータレシーブが要所で得点につながった。また、経験の浅いペアながらコンビネーションがよかった

随所で見せたK.カールソンのフォアカウンターは見事だった

2番は水谷とファルク。水谷は序盤からファルクのフォア面の表ソフトから放たれるスマッシュ、鋭いバックドライブに苦しめられ0対2とリードを許す。水谷もバックサイドから回り込んでのストレートドライブが決まり、第3ゲームを奪い返す。さらに、第4ゲームも5-2とリードするが、ファルクが堅い両ハンドブロックで徐々に追い上げる。終盤でファルクが逆転し、最後は強烈なフォアスマッシュが決まって、ファルクが勝利。

なかなか流れを引き寄せることができず、後手に回ってしまった水谷。ベンチでは後輩のプレーをしっかりと見守っていた

続く3番は、張本とシェルベリ。初戦では前半に堅さが見られた張本。今回も第1ゲームを先取されるが、徐々にギアを上げていく。サービスレシーブで得点を重ね、第2ゲームを取り返す。第3・4ゲームは前半でリードしながら、中盤で追いつかれて一進一退の展開となったが、最後は逃げ切って、3対1で勝ち星をあげた。

バック対バックではミスが少なく、相手を圧倒した

回転のわかりづらい巻き込みサービスから、威力のあるフォアドライブに繋げて得点したシェルベリ

勝利を託された丹羽は、水谷をくだしたファルクと対戦。序盤は一進一退の展開。丹羽は第1ゲームを接戦の末に先取すると、第2ゲーム速攻プレーが光る。ファルクは得意のフォア強打で得点につなげたいが、丹羽の打点の早いラリーに対してタイミングを合わせることが難しい。丹羽のサービスレシーブのコースも秀逸で、ファルクに的を絞らせない。第2ゲーム終盤から、ファルクのフォアにミスが出始めると、完全に丹羽のペース。第3ゲームは、打点の早いカウンター、回り込みフォアドライブで得点を重ね、3対0で勝利。

日本の準決勝進出が決まった。