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新型コロナウイルスの影響により、大会の中止や延期を余儀なくされたが、徐々に再開のニュースが届きはじめている。
様々な困難の中、参加者の想いを大切に、開催にこぎつけた「沖縄県高等学校体育大会」。実現推進に奔走した沖縄県高等学校体育連盟卓球専門部委員長の垣花篤先生にお話を伺った。
※取材日は、7月29日
沖縄県高等学校体育大会卓球競技
7月23~24日 宜野湾市立体育館
主催:沖縄県高等学校体育連盟・沖縄県教育委員会
垣花篤(かきのはな あつし)
沖縄県高等学校体育連盟卓球専門部委員長
西原高校教員
参加数を縮小して全種目を開催
「県高校総体の開催中止が発表されたのは4月末でした。その1週間後には専門委員で会議を行い、選手のために代替大会の開催を決断しました。会場は、中体連が県大会で抑えていた宜野湾市立体育館を譲っていただきました。
高体連からは、縮小するよう指示があったので、通常4日間のところ2日間にしました。種目は変更せず学校対抗、男女シングルス、男女ダブルスを行いましたが、ダブルスは各校4ペアを2ペアに減らし、学校対抗ではダブルスをトップに3ゲームズマッチで行い、2番にはダブルス起用外の選手が出るようにすることで、短縮を図りながら2台進行ができるよう方式を変更しました。
役員は感染予防策に奔走
実際に開催するとなると、役員は試合運営どころではないという感じでした。大会前は消毒備品を買いそろえたり、下見をして換気や導線のシミュレーションを行いました。大会当日は、日本卓球協会やスポーツ庁のガイドラインに沿って、マスク着用の徹底や密を避けることを促しましたが、なかなか徹底できなかったこともあり、反省点もあります。大声を出さないことに関しては、選手たちの気持ちも十分わかるので心苦しいですが、遵守を促していきたいと考えています。
観覧席は無観客とし、選手は席を空けて座るようにしました。送迎の関係で保護者が会場に来られていたようですが、館外待機を協力いただきました。
換気は2時間に一度10分ほど時間を設けました。できる限りのことはしたつもりですが、それでも不安ですね。
3年生は一つの区切りに
選手たちは、目標とする大会がなくなってしまったので、モチベーションの持ち方が難しかったと思います。もちろん私たち顧問も同じ気持ちでした。ただ、今回参加した約200名の選手は、練習量が足りない中でも思い切りプレーできていたと思いますし、3年生にとっては一つの区切りになったと思います。また、「開催していただき、ありがとうございます」と感謝の言葉も届いています。卓球競技としては協会主催大会を含み県内初の大会となりましたが、今後も通常通りの開催はできないと見込んで新しい運営方法を模索しながら取り組んでいきたいです。
【大会結果】
▼男子学校対抗
準決勝
宮古 3-0 普天間
前原 3-2 コザ
決勝
宮古 3-0 前原
○1兼島研斗・砂川朝博 2-1 松田由瑞希・波平康汰
○2横田恵叶 3-1 中村圭汰
○3牧志侑武 3-1 松田由瑞希
▼女子学校対抗
準決勝
名護 3-0 コザ
普天間 3-0 那覇
決勝
名護 3-1 普天間
○1金城早美・友寄未希 2-1 知花茜李・友寄綾香
×2宮里愛乃香 1-3 平良百喜
○3金城早美 3-0 知花茜李
○4友寄未希 3-2 宮城歩楓
▼男子ダブルス
準決勝
陸蓮苑・兼島幸祐(宮古) 3(-9,8,9,-10,9)2 国吉愛作・屋良朝馨(普天間)
兼島研斗・砂川朝博(宮古) 3(5,9,5)0 上間俊諒・平田秀斗(普天間)
決勝
兼島・砂川 3(7,10,8)0 陸・兼島
▼女子ダブルス
準決勝
知花茜李・友寄綾香(普天間) 3(3,-9,5,8)1 宮里愛乃香・石川春花(名護)
安里碧海・平良百喜(普天間) 3(7,7,9)0 仲村渠みつき・上原加里奈(糸満)
決勝
知花・友寄 3(10,4,-13,4)1 安里・平良
▼男子シングルス
準決勝
兼島研斗(宮古) 3(7,-6,-7,5,7)2 砂川朝博(宮古)
横田恵叶(宮古) 3(5,8,6)0 兼島幸祐(宮古)
決勝
横田 3(8,5,-5,-10,6)2 兼島
▼女子シングルス
準決勝
知花茜李(普天間) 3(7,-4,8,10)1 平良百喜(普天間)
新嘉喜鈴(那覇) 3(9,7,-7-9,7)2 田畑明希(首里東)
決勝
知花 3(-10,11,9,6)1 新嘉喜