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2020.09.23

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加山が団体・複2冠!第87回全国高等学校選手権(インターハイ)を振り返る(2018年10月号から)

  • 男子ダブルス優勝の加山裕(左)・田中佑汰(愛工大名電)

  • 女子ダブルス優勝の出雲美空(左)・相馬夢乃(遊学館)

  • 男子シングルス優勝の戸上隼輔(野田学園)

  • 女子シングルス優勝の野村萌(愛み大瑞穂)

昭和22年創刊、800号を迎えたニッタクニュースのバックナンバーから編集部がピックアップしてお届けするページです。

 

高校トップレベルの選手が全国から集う「インターハイ」。競技は男女シングルス・ダブルス・団体の計6種目。2018年8月3~8日に愛知県・スカイホール豊田で行われ、加山裕が男子ダブルス・団体で優勝した大会をピックアップ!
今年インターハイ本大会は中止となったが、関係者の熱い想いと努力により、各地で代替大会が都道府県レベルで計画され、また、すでに実施されています。そうした元気につながる情況・模様を当ホームページ「がんばろう!卓球人!」のタイトルで紹介しています。そちらもぜひご覧ください。

 

第87回全国高等学校選手権(インターハイ)の報道ページはこちら!

 

※所属・年齢は大会当時のまま

 

加山裕が2冠を達成

 

【男子シングルス】
戸上隼輔(野田学園)と田中佑汰(愛工大名電)が決勝で対戦。試合は序盤から内容の濃い展開。競り合う展開になるも、要所で得点を挙げた戸上が2ゲームを先取する。3ゲーム目は田中がうまく対応し、ゲームを取るが、4ゲーム目は再びギアをあげた戸上に軍配が上がり、2年生チャンピオンが誕生した。敗れた田中は、ミスが少ない安定したプレーをみせた。
戸上隼輔 3(10,13,-6,9)1 田中佑汰

 

鋭い弾道の両ハンドドライブで優勝した戸上隼輔

 

【女子シングルス】
野村萌(愛み大瑞穂) と塩見真希(四天王寺)が決勝で対戦。1ゲーム目前半は、塩見がリードするが、野村が塩見を上回る打球点の早いラリーを展開し逆転。2ゲーム目以降は、速攻ラリーで塩見にリズムを掴ませず点差を離し、地元で優勝を飾った。敗れた塩見は、バランスの良い両ハンド攻撃で得点を重ねた。
野村萌 3(10,4,6)0 塩見真希

 

打点の早い攻撃が光った野村萌

 

【男子ダブルス】
決勝は加山裕・田中佑汰と田原彰悟・曽根翔の愛工大名電同士の対戦。田原・曽根が威力ある両ハンド攻撃をみせれば加山・田中は無理せずコースを突き、攻められるボールはカウンター攻撃を仕掛ける。素晴らしいラリーの応酬となるが、加山・田中がストレートで勝利し、優勝を果たした。
加山裕・田中佑汰 3(10,3,7)0 田原彰悟・曽根翔

 

コンビネーション抜群のプレーをみせた加山裕(左)・田中佑汰

 

【女子ダブルス】
決勝は出雲美空・相馬夢乃(遊学館)と青木優佳・小畑美月(横浜隼人)が対戦。サウスポーとカットという相手にとっては非常に攻めづらい出雲・相馬。お互いの特徴を生かすプレーで相手から得点をあげる。決勝も青木・小畑に対し上手くミスを誘い、繋いできたボールは攻撃を仕掛けるなどし、1ゲームは落とすも勝利し、初優勝を達成した。敗れはしたものの、青木・小畑の回転量の多い攻撃は素晴らしかった。
出雲美空・相馬夢乃 3(-11,5,8,2)1 青木優佳・小畑美月

 

攻守のバランスが良かった出雲美空(左)・相馬夢乃

 

【男子団体】
決勝は3連覇を狙う愛工大名電と初の決勝進出を果たした鶴岡東が対戦。トップで曽根翔(愛工大名電)が中橋敬人と対戦。序盤は1年の曽根にやや硬さがみえ、中橋が好調なプレーで2ゲームを奪うも、3ゲーム目以降は、曽根の威力ある両ハンド攻撃が決まり、先取点を挙げる。続く2番田中佑汰(愛工大名電)も、小松隼大の向かってくるプレーにやや受け身になってしまうが、要所を締めて勝利し、王手をかける。ダブルスは個人戦で優勝している加山裕・田中佑汰(愛工大名電)が勝利し3連覇を達成した。

 

【男子決勝スコア】
愛工大名電 3-0 鶴岡東
〇1曽根翔 3(-12,-11,2,4,6)2 中橋敬人
〇2田中佑汰 3(5,8,5)0 小松隼大
〇3加山裕・田中佑汰 3(6,8,8)0 中橋敬人・星翔太

 

3連覇を達成した愛工大名電

 

【女子団体】
6連覇を目指す四天王寺と初優勝を目指す遊学館が決勝で対戦。両校は春の選抜でも決勝を戦っている。団体決勝は大会4日目の午後。それまでにシングルスのランク選手が決まっており、四天王寺が1名、遊学館が4名ランク入り。勢いは遊学館にあった。しかし、四天王寺は「連覇」という経験を生かし、宮﨑、塩見の3年生コンビを1・2番に据える。厳しい展開となるも、四天王寺が2点を取り王手。ダブルスも接戦となるが勢いに乗った四天王寺が勝利し、6連覇を成し遂げた。

 

【女子決勝スコア】
四天王寺 3-0 遊学館
〇1宮﨑翔 3(11,10,9)0 津隈愛佳
〇2塩見真希 3(-5,8,-11,8,10)2 出雲美空
〇3宮﨑翔・高橋あかり 3(6,4,-6,-6,3)2 相馬夢乃・出雲美空

 

6連覇を成し遂げた四天王寺

 

…詳報は、バックナンバー2018年10月号で!